最近ではパソコンやスマホを使う時間が増えて、目を酷使して疲れを感じる人が増えてきています。
ただの目の疲れだと思っている人も多く、実は体にも症状が出てしまう眼精疲労かもしれません。
では、眼精疲労とはどんな症状が出てしまう疲れなのでしょうか?
この記事では、
・眼精疲労とは?
・眼精疲労の症状
・眼精疲労の原因
・眼精疲労の対策
について紹介しています。
眼精疲労は自分でケアをすることもできます。
眼精疲労で悩んでいる人は、是非この記事を参考にして自分で目のケアをしてあげてくださいね。
目次
眼精疲労とは?

眼精疲労とは、目の酷使を続けることで目だけではなく体全体にも症状が現れ、さらに休息や睡眠をとってもなかなか回復しない状態のことを言います。
体全体に症状が現れるのは、目のピントを調節する毛様体筋が関係しています。
毛様体筋は自律神経に支配されているため、目を酷使して毛様体筋が疲れると自律神経のバランスが崩れてしまいます。
すると、目だけではなく体全身に症状が現れます。
これが、眼精疲労になります。
眼精疲労の症状は?

眼精疲労の症状は、目だけではなく体全体にも現れるのが特徴です。
それでは、目の症状と体の症状についてみていきましょう。
☆目の症状☆
・目が重い
・目がかすむ
・普段よりまぶしさを感じる
・目が乾いている感じがする
・充血している
・まぶたがピクピクする
・ピントがなかなか合わない
・目が痛む
☆体の症状☆
・首や肩が凝る
・頭痛がする
・倦怠感を感じる
・めまいやふらつきがある
・吐き気がする
・イライラ感がある
以上が眼精疲労の症状となります。
もし、上記の症状に当てはまる症状があるのであれば、眼精疲労と考えられます。
眼精疲労の原因

眼精疲労の原因は、様々な原因が絡み合って起こると言われています。
その様々な原因とは、『目の異常』、『作業環境』、『体の異常』の3つが考えられます。
ではそれぞれ『目の異常』、『作業環境』、『体の異常』について見ていきましょう。
目の異常
見えにくいのに無理して見ようとすることで、目の筋肉に疲労が起こります。
度の合わないメガネやコンタクトレンズを使っていると、目は無理やりピントを合わせようとします。
すると、毛様体筋に負担がかかるため眼精疲労を起こしやすくなってしまいます。
また、目が乾燥するドライアイは、目の表面を保護する涙の層が均一ではなくなってしまうため、目がはっきりと見えにくくなります。
すると、無理に見ようとするため眼精疲労の原因となります。
作業環境
目が疲れてしまうような作業環境も眼精疲労の原因になってしまいます。
例えば、長時間のパソコンやスマートフォン、ゲームをしていると目が疲れてしまいます。
さらに、照明の明るさが作業環境に合っていないと、目に負担がかかって眼精疲労の原因になることも。
また、エアコンの風が直接目に当たってしまうと目が乾燥してしまったり、紫外線なども目に負担がかかってしまうため、眼精疲労の原因となります。
体の異常
体の健康に問題があると、目にかかる負担に耐える力が無くなってしまうため、眼精疲労になりやすくなってしまいます。
疲れやすい体質や生活リズムが崩れていると眼精疲労の症状が出やすくなります。
さらに精神的ストレスがあると、ストレスで自律神経が崩れて目の疲労が進み、さらに涙の量が減ったりと目に負担がかかってしまいます。
他にも元々目以外の病気(白内障、脳神経疾患、自律神経失調症など)によって眼精疲労の症状が現れることもあります。
眼精疲労の原因は、目だけではなく作業環境や体の健康が関係していることがわかります。
では、次にどのような対策をすれば眼精疲労に効果的なのでしょうか?
次の項目で紹介していきます。
眼精疲労の対策

眼精疲労の症状が起こった場合は、自分がなぜ眼精疲労を起こしているのかを考えて、それに応じた対策をとる必要があります。
ですが、まず基本としてはきちんと睡眠をとり、食事が偏らないようにして、規則正しい生活を送ることが大切です。
そして、眼精疲労は医療機関での受診が必要な場合とセルフケアができる場合があります。
ここでは、眼精疲労を起こした場合の対策を紹介しますので、自分で眼精疲労の対策を判断して、適切な処理を行っていきましょう。
医療機関での受診をおすすめする場合
眼精疲労の症状が長引いたり重かったりする場合は、眼科を受診しましょう。
検査や診察によって目の病気を早期発見することもでき、治療をすることで眼精疲労を起こしている原因を取り除くことができます。
また、眼科ではメガネやコンタクトレンズの度の矯正不良についてもアドバイスしてくれます。
なので、眼精疲労の症状が重たい場合は、眼科に行って受診を受けるようにしてください。
セルフケアができる場合
眼精疲労は日常生活の中でも対策をすることができます。
眼精疲労の対策① 『空調などの風を目に当てないようにする』
エアコン直下で目を使う作業をする場合は、目に風が当たらないように避けるようにしましょう。
どうしても仕事などで風が当たってしまう場合は、メガネをかけることをおすすめします。
眼精疲労の対策② 『メガネやコンタクトレンズを使い分ける』
最近では、メガネとコンタクトレンズを使い分ける人が増えています。
例えば、パソコンを使用する時はブルーカットをしてくれるメガネにしたり、日差しが強い場合はサングラスをかけるなど、用途別でメガネを使い分けたりしています。
目に負担をかけないように、メガネを使う場面、コンタクトレンズを使う場面と使い分けることで、眼精疲労の対策をすることができます。
眼精疲労の対策③ 『画面を見る時はこまめな休憩を入れる』
パソコンやスマートフォン、ゲーム画面を長時間見る場合は、こまめに休憩を入れるようにしましょう。
その時の画面の明るさにも注意する必要があります。
例えば、ディスプレイやパソコンなどの設定をコントラストや輝度を下げるなどして目に優しい設定します。
照明や画面がまぶしすぎないようにしましょう。
そして休憩を入れることで、眼精疲労の対策をすることができます。
また、作業をする時の作業姿勢も正しくしましょう。
ディスプレイや画面は少し見下ろす程度の高さに設定して、姿勢を正すようにします。
休憩時に軽くストレッチをしたりするのもおすすめです。
眼精疲労の対策④ 『ストレス解消して体調を整える』
眼精疲労は目以外に不調があったり、ストレスが溜まってしまうと、疲れを強く感じてしまいます。
眼精疲労は目の疲れに注目されがちですが、体や心の健康にも注意をするようにしましょう。
体は睡眠をよくとり、食事は栄養のある物を食べるなどして規則正しい生活を送ります。
そしてストレスできるだけ解消しましょう。
パソコンやゲームを長時間する時に休憩を入れた際、軽く体を動かすストレッチをすることで気分が変わり、ストレスも解消してくれます。
ストレスが軽減されたり解消することで、目の症状も自然と改善してきます。
眼精疲労の対策⑤ 『目を温める』
ドライアイや目の疲労の場合は、ホットタオル温かいアイマスクを使用するなどして、目を温めましょう。
目を温めることで血行が良くなり、心も落ち着くことができます。
目を温める方法は、数分でできるためおすすめの対策です。
以上が眼精疲労の対策になります。
自分に合った対策をしてください。
日頃の生活の中に、眼精疲労の対策を取り入れて、快適な毎日を送りましょう。
もし、症状が軽くならない場合は、眼科に行って受診をするようにしてください。
眼精疲労のまとめ
今回は眼精疲労について紹介しました。
眼精疲労は目だけではなく、体にも症状が現れてしまいます。
眼精疲労の症状がある場合は、医療機関で受診したりセルフケアをして対策をしてください。
そして、眼精疲労がない快適な毎日を送りましょう。
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